すたすた式
書籍
細かすぎず優しすぎず、自分にはちょうどいい感じの本でした。同じような感じの本で新ワイン学がありますが、自分の科学的な知識の不足から、読解の要求水準が高いなと感じていました。
新しいワインの科学→イギリス王立化学会の化学者が教えるワイン学入門(この本)→新ワイン学の順番で読むといいかもしれない。(基礎的用語の意味や化学反応式など、知っているのが理想。あまり幅を広げずに取り掛かりたい。)
このようは本を一読すると「ワインはほぼ工業製品」の印象を持ちます。その地方の個性が記号化され、年による良作、不作の差異も薄められる。不作の際(不作が予想される際)の工夫は基本的に良いこととされている。こうなるとテロワールやヴィンテージなどの持つ意味が昔とは変わっていいることを確認するのが必要。
リュット・レゾネ、オーガニック、ビオ・デナミなどの畑に関わること、またその延長線上にある醸造スタイル(自然派)によってこのようなことに抗う(マイルドな使用をする)スタイルもある。
ただ、牧歌的には作られていない世界があることは再認識しました。
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© 2015 すたすた式
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